FXでもうまくやれるつもりでいた
私は自称、元スロプロです。
なんとなく、漠然とFXでもうまくやれる自信がありました。
ところがどっこい、あれよあれよと資金を失い退場処分。
最後は一撃大ダメージを食らって心折れた感じだったと思います。
漠然ともっていた自信もろとも見事に崩れ去りました。
なぜ退場をくらったのか
理由はひとつではないと思いますが
「資金管理ができていなかった」
というか、そういうワードの存在すら知らなかった、これに尽きると思います。
当時は手法、エントリーのタイミングのことがばかり考えていて、資金管理なんて頭になかったと思います。
これはある意味スロプロの盲点だったのかもしれません。
パチスロは守られていたことを知る
「パチスロはどんなに資金を増やしてもコイン3枚(60円)ずつしか賭けられない」
これがパチスロをやめた理由の一つでもあり、このルールに守られていたことを知らずにFXにチャレンジした結果が退場処分だと思います。
「資金が増えるほど、より大きな額で取引し、より資金を増やす」
この複利効果が投資の醍醐味です。
しかし、パチスロではこれができません。
使った時間の分だけ資金を得る、すなわち労働と一緒です。
ですが、このルールが私を含め多くの人を守っていたんですね。
退場の王道
連敗 ⇒ 大きく賭ける ⇒ 退場
FXでは、まさに王道という展開をくらいました。
パチスロだってうまくいかないときは多々あります。ハマる・連敗もしょっちゅうです。
そうなるとどうしても取り返したくなります。
しかし、どんなに負けても3枚ずつしか賭けられません。
でもこのおかげで「大きく賭ける」が起こらなかったんです。
機械的に「冷静さを保つ」ことができたわけです。
退場することなく、分析・検証をし次につなげていくことができていたわけです。
パチスロで勝つ原理
- 期待値の積み重ね
この一言に尽きます。
例えばじゃんけん。
チャレンジ料 1回1万円
勝ち・あいこ、なら2万円GET
負け、なら0円
こんな勝負あればチャレンジしますか?
1万円は大きな金額ですが、やらない手はありません。
2/3の確率で2万円もらえるわけですから
2万 × 2/3 = 4/3万円 ≒ 約1.3万円
つまり一回やるごとに3000円ずつ儲かる計算になります。
10回チャレンジすれば3万円儲ける期待値があるってことです。
100回やれば、平均30万儲かるわけです。
パチスロも同様に、期待値が高い勝負を繰り返し、それを積み重ねていくことで儲けることができます。
パチスロにはないFXの資金管理
ではさっきのじゃんけん、少し条件を変えてみましょう。
チャレンジ料 1回1000万円
勝ち・あいこ、なら2000万円GET
負け、なら0円
先ほど同様、期待値はある勝負です。
やるべきでしょうか?
もし運悪く2連敗、3連敗したら?
「破産」の可能性が十分にでてきますよね?
連敗は試行回数を増やすと、思っているより高確率で発生します。
運が良ければ、大きく資金を伸ばせるかもしれませんが、かなり危険なトレードをしていることが分かると思います。
これがパチスロにはないFXの資金管理、そしてその大切さだと思います。
期待値はあっても、資金管理ができていないと破産の可能性があるというわけです。
よく、「短期間で億トレーダーに」みたいな成功体験が記事になったり、本になったりすることがあります。
このようなトレードは現実的に可能ですが、いずれ破産する可能性の高いトレードスタイルだと思います。
FX版 コイン3枚のルールを作る
FXで唯一自分がコントロールできるのは損失です。
この損失をコントロールすることで、連敗を食らったとしても再度検証、チャレンジを繰り返していくことができます。
「総資金に対する1回のトレードの最大損失許容率を決める」
これを決めるだけで、多くの人が退場処分を食らわず、相場を続けていけるようになるんじゃないかと思います。



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